新年、あけましておめでとうございます。

昭和59年にその前身が設立されたクリーンライフ協会は、昨年7月に一旦発展的解散を行い、更に日本クリーニング環境保全センターを統合したうえで、新たに一般社団法人として設立登記いたしました。この両団体は、従前より「クリーンライフ思想」の普及を中心とした消費者PR・社会貢献活動、並びにクリーニング業にかかる環境保全対策の推進を目的に、クリーニング業界の横断的組織として活動をしてきました。

しかし、近年は対外的な課題に対して官公庁や国会から「業界内の意思統一」あるいは「各団体とのコンセンサス」を求められることが増えてきています。もとより、業界全体に係る課題に対して業界全体で取り組むことは不可欠です。こうした背景に基づき、社会的信頼性も高い一般社団法人へと改組したのが設立趣旨となります。

いま、(一社)クリーンライフ協会が重点的に取り組んでいる課題は、ホームクリーニング業が外国人技能実習制度第2号職種の早期認可を得るための準備と、今年本格的な議論が始まる「プラスチック資源循環戦略」の一環として取組みが求められる「ポリ包装資材削減」の検討となります。さらに言えば、『クリーニング師資格制度の在り方』も重要な検討テーマです。

まだ産声をあげたばかりの(一社)クリーンライフ協会ですが、今年一年の活動でその存在意義の真価が問われると肝に銘じ、全力で各事業、課題に取り組んでいく所存です。多くの業界関係各位のご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人クリーンライフ協会
会長 小池 広昭